【小学校の筆箱ルール】なぜこんなに厳しい?現役教師が理由とおすすめ中身を解説
「筆箱って、何かルールあるの?」
「筆箱を買いたいんだけど、なんかルールとかあるの?」
先日、入学を控えている親戚から、こんな質問を受けました。
たしかに、入学説明会でも
「派手な文房具は避けてください」
「学校指定の持ち物を守ってください」
と言われるけれど、なぜそこまで細かいのかは、あまり説明されません。
さらに調べてみると、
「6割の学校で文房具ルールあり!」
という調査結果も見つかりました。
▶「6割の学校で文房具ルールあり!令和の小中学生は家庭・学校・塾で文房具を使い分けている!」
実はこれ、学校側の“細かすぎるこだわり”ではありません。
ちゃんと理由があるルールなんです。
この記事では、
- なぜ学校は筆箱にルールを設けるのか
- 筆箱の基本ルールの考え方
- 学年別におすすめの筆箱と中身
を、現役教師の視点で解説していきます。
文房具選びの一つの基準となれば、うれしいです!
結論|筆箱ルールが生まれた理由は「文房具が増えすぎたから」
まず結論から言います。
学校が筆箱にルールを設ける最大の理由は、
世の中の文房具が増えすぎたからです。
今は、本当にいろいろありますよね。
- バトル鉛筆
- におい付きの消しゴム
- 振ったら芯が出てくるシャーペン
- 消えるボールペン
どれも、
家で使う分には楽しい文房具です。
でも、学校では話が変わります。
学校で「ユニーク文房具」が問題になる理由
① 学習に集中できなくなる
想像してみてください。
授業中に、
- バトル鉛筆を転がす
- におい付き消しゴムを嗅ぐ
- シャーペンをカチャカチャ振る
こんな子がいたら、
その子も、周りの子も集中できません。
「うちの子は大丈夫」と思うかもしれません。
でも、学校は集団です。
一人OKにすると、
他の子もOKになってしまう。
35人以上のクラスで、
全員がルールを守り続ける保証はありません。
② トラブルの火種になる
文房具は、トラブルの温床です。
- 貸した・貸してない
- 交換した・してない
- なくなった・盗られた
特に問題になりやすいのが、
「文房具なのか、おもちゃなのか曖昧なもの」。
たとえば、バトル鉛筆。
鉛筆の形をしているけれど、
やっていることはほぼゲームです。
学校におもちゃは持ってきませんよね?
でも鉛筆の形をしていると、
ルールの抜け道になってしまう。
子どもたちは、この「抜け道」を見つけるのが本当に上手です。
③ ルールは、一度崩れると戻らない
学校がルールを甘くしないのは、
これが一番大きな理由です。
一つ許すと、
- 「前はいいって言ったじゃん」
- 「みんな使ってるし」
という声が必ず出ます。
せき止めていた水が、一気にあふれるように、
ルールは一瞬で崩壊します。
そこから先は、
- 学級運営がうまくいかない
- 注意に時間を取られる
- 学習時間が削られる
という悪循環。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、
学校がルールを厳しくするのは、
こうした未来を防ぐためです。
筆箱の基本ルール|まずは「形」から
では、具体的に見ていきましょう。
低学年(1・2年生)は「箱型」がおすすめ
箱型筆箱のメリットは、
- 開けた瞬間に中身が見える
- どの鉛筆が削れていないか一目で分かる
- 鉛筆キャップなど余計なものがいらない
低学年の子が、
ポーチ型の中をガサガサ探す姿、
想像できますよね。
最悪の場合、
- 机の上に全部出す
- 床に落とす
- さらに探す
という地獄絵図になります。
ただし、箱型には弱点もあります。
- 落とすと壊れやすい
- 机の上でかさばる
なので、6年生まで使わせようとは思わなくてOKです。
3年生以降は「ポーチ型」がおすすめ
3年生になると、
- 教科書
- ノート
- 資料集
- 地図帳
- タブレット
机の上が一気に増えます。
箱型筆箱は、正直きつい。
ポーチ型なら、
- かさばらない
- 布製で壊れにくい
- 机の中にも入れやすい
この頃になると、
筆箱の中を探す力も育ってきます。
筆箱の中身|これだけで十分
基本セット(1年生)
- 鉛筆:5本
- 赤鉛筆:1本
- 消しゴム:1個
- 名前ペン(油性):1本
余計なものは入れない。
これが鉄則です。
鉛筆はなぜ5本?
理由はシンプル。
- 授業1時間=鉛筆1本
- 学校では鉛筆削りをさせない
休み時間は5分。
削っていたら、すぐ授業が始まります。
折れたり、丸くなったりすることを考えて、
5本が現実的な本数です。
鉛筆選びの注意点
- 丸型はNG(転がって行方不明になる)
- 6面あるものを選ぶ
- 濃さはBか2B
- 消しゴム付きは避ける
キャラクター柄はOK。
でも、遊び要素があるものは避けましょう。
消しゴムは「普通」が一番
- 直方体
- 普通サイズ
- 1個100円前後
小さい消しゴムや、
におい付き・形が特殊なものはNG。
まずは、
力を入れてしっかり消す経験が大切です。
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シャーペン・ボールペンはダメ?
学校によりますが、
小学生の間は鉛筆で十分だと思います。
高学年でOKになる学校もありますが、
ルールが崩れる原因にもなりやすいので、
禁止している学校が多いのが実情です。
実はおすすめ|「家用の筆箱」を用意する
最後に、一つおすすめがあります。
家用の筆箱を別に用意すること。
- どんな文房具を使ってもOK
- のり・はさみ・色鉛筆も入れておく
理由は2つ。
① 忘れ物対策
筆箱を学校に忘れること、あります。
でも最近は、
- 交通事故防止
- 安全面の配慮
から、
学校に取りに戻るのを禁止しているところが多い。
「家にもあるから大丈夫」
この状態を作っておくと安心です。
② 家庭学習のモチベーションアップ
学校では使えない文房具も、
家ならOK。
「家ではこれ使っていいよ」とすると、
家庭学習がちょっと楽しくなります。
まとめ|筆箱ルールは「子どもを守るため」
最後にまとめます。
- 学校はルールを甘くしたくない
- 筆箱は低学年は箱型、3年生以降はポーチ型
- 中身は鉛筆5本・赤鉛筆1本・消しゴム1個
- 鉛筆は6面・Bか2B・消しゴム付きは避ける
- 消しゴムは普通サイズを1個
- 家用の筆箱を別に用意すると安心
筆箱のルールは、
子どもを縛るためではなく、守るためのものです。
理由が分かれば、
「なんでこんなに細かいの?」
というモヤモヤも、きっと減るはずです。
文房具選びは子どものモチベーションアップにつながる一つ。
一緒に買いに行ったり、選んだりすることをおすすめします!




