子育てで過保護・過干渉になっていない?小学校教師が考える子どもの自立
どーも、サンディです。
子育てをしていると、
「もしかして、これって過保護?」
「もしかして過干渉?」
と悩む場面はありませんか。
どこまで子どもに口出ししていいのか。
どこまで手を差し伸べていいのか。
おそらく、多くの人は感覚で判断していると思います。
でも、その判断が合っているのかどうか。
自信がもてないという人も多いのではないでしょうか。
子育てをしていると、
「自分は過保護なのでは?」
「過干渉になっていないだろうか」
と悩む親は少なくありません。
そこで今回は、
小学校教諭の立場から考える「過保護・過干渉」についてお話ししたいと思います。
子育てのヒントになる「子育て四訓」

この記事を書くにあたり、
「子育て四訓」という親の心得を知りました。
山口県下関市の教育者
緒方甫(おがた はじめ)氏が提唱したものだそうです。
なるほどな、と感心してしまったので紹介します。
子育て四訓
- 乳児はしっかり肌を離すな
- 幼児は肌を離せ、手を離すな
- 少年は手を離せ、目を離すな
- 青年は目を離せ、心を離すな
子育てに関わる人なら、
「なるほど」と頷けるところが多いのではないでしょうか。
私はこの言葉を見るとき、
特に大事だと思うのが
「離せ」
という部分です。
結局、離れないことには
自立はできないからです。
子育ての最終目標は「自立」

私は、子育ての最終目標は
子どもが自立し、社会を生き抜く力をもつこと
だと考えています。
自立するためには、
いつか一人で立つ必要があります。
親のもとを離れ、
自分の足で人生を歩いていく。
それができて初めて、
子育ては一区切りと言えるのではないでしょうか。
そう考えると、
いずれ子どもは親から離れていく
という少しさみしい現実を、
私たちは受け入れなければいけません。
過保護・過干渉になりやすい親の特徴

なぜ、そんな未来のことを考える必要があるのでしょうか。
それは、
過保護や過干渉の親にありがちな「子どもへの依存」を避けるためです。
子どもを育てることが自分の人生であるかのように、
子育てに傾倒してしまう。
自分の人生が
「子育てだけ」になってしまっていないでしょうか。
私が学校で見ていて、
過保護だなと感じる保護者の一つがこれです。
親には親の人生があります。
子どもには子どもの人生があります。
子どもの課題を、親が背負ってはいけません。
子どもの課題は、
子どもが乗り越えるものです。
親はそれを
支援する存在です。
もし自分が子どもの課題まで背負っていると感じたら、
子育ての最終目標を
もう一度見直してみてください。
子どもは意外と勝手に育つ

担任をしていて、よく思うことがあります。
それは
子どもは勝手に育つ
ということです。
どんな学級でも、
子どもは必ず成長しています。
もちろん、学級が荒れてしまうと
心が荒んでしまうこともあります。
それでもその中で、
子どもは学び、成長していきます。
逆に、担任がきっちり管理して
子どもがロボットのように動く学級でも、
その中で
子どもはちゃんと成長しています。
ちなみに、
新しい学年になると、2週間ほどで新担任の色に染まります。
少しさみしいですが、
それが現実です。
では、それまでの学びは消えてしまうのか。
そんなことはありません。
子どもはちゃんと
1年間の経験を吸収して、次に活かそうとしています。
ここから思うことが2つあります。
- 子どもは環境から学び、自分で成長している
- 手を離しても、新しい環境に飛び込んでいく
だからこそ、
保護者の役割は
失敗したときに受け止めてくれる存在にとどまり、
子どもの手を離すべきだと感じるのです。
子どもを信じて任せる

「子どもは勝手に成長する」
そう考えると、
子どもを信じる割合を増やすことが大切です。
過干渉だなと感じる親のもう一つのパターンがあります。
それは
きっちりやりたいタイプの親
です。
子どもに任せると
うまくできない。
だから
「私がやる!」
となってしまう。
でも、子どもなんです。
大人のようにできなくて当然です。
大人が思う完成度の
50%
いや30%
もっと言えば
20%できたら十分すごい
くらいでいいと思います。
少しくらい汚くてもいい。
多少いいかげんでもいい。
それで困るのは
親ではなく子どもです。
もし学校で注意されるなら、
それも学びです。
「親がいいかげんだと思われるのでは」
と心配する方もいますが、
大丈夫です。
任せているのか、
放置しているのか。
学校の先生はだいたい分かります。
子どもができることを増やしていく

子どもに任せるときは、
少しずつできることを増やしていく
のがおすすめです。
例えば
・明日の支度
・学校の準備
・身の回りのこと
最初は一緒にやる。
次は見守る。
最後は任せる。
この流れを繰り返していくことで、
子どもは自立していきます。
大切なのは
子どものできることを奪わないこと。
子どもの課題を
親が背負わないことです。
まとめ|過保護・過干渉を考えるヒント
子育てで過保護や過干渉を心配するときは、
次のことを思い出してみてください。
- 子育ての目標は「子どもの自立」
- 子どもの課題は子どものもの
- 親は支援する存在
- 子どもは意外と自分で成長する
- 任せる経験が自立につながる
子どもは、思っているより強いものです。
だから少し勇気を出して
手を離してみる。
そして、
温かい目で見守る。
それが、子どもの自立につながるのではないでしょうか。



