どーも、サンディです!
もうすぐ夏休み!夏休みのプランは充実してますか?
今回は長い休みだからこそ、いっぱい冒険しましょって話。

「このままだと、お金を抱えたまま死ぬぞ」と気づいた日

最近、ニュースでも、SNSを開いても、本当によく「お金」の話を目にするようになりました。
新NISAのスタートや物価高の影響もあり、誰もが「いかにして資産を増やすか」「どうやって将来に備えるか」に神経を尖らせている時代です。

二児の父であり、家族の生活を背負う私も、当然その一人でした。
子どもの教育費はどうするのか。老後の資金は足りるのか。

そんな不安から、ライフプランニングのシミュレーションを何度も叩き、エクセルと睨めっこする日々を送っていました。
(エクセルとにらめっこしてくれてるのは妻ですが…本当にいつもありがとう泣)

でも、ある時、緻密に計算されたそのシミュレーション結果を見て、気付きました。

「 このままだと、お金を使いきれずに死んでしまう」と。

今まではインデックス投資にコツコツと積み立てることを意識してきました。資産を複利の力を借りて増やすことが正義だと思っていたからです。

しかし、将来の不安に備えるあまり、現在の自分たちから「使うべきお金」まで奪い取り、ひたすら数字を積み上げているだけではないか。

目的だったはずのお金が、いつの間にか「ただ安心するための精神安定剤」にすり替わっていることに気づきました。

貯め込むだけの人生に「出口」はあるか

私は夏休み前にいつも読む愛読書があります。
ビル・パーキンス氏の著書『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』です。


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この本の中で、著者は非常にシンプルかつ強烈なメッセージを放っています。

「あなたが死ぬ時、あの世に持っていけるものは何か? それは『思い出』だけである」

もう、これ以上ないほど真理を突いた言葉です。
私たちは、自分の限られた「命の時間」を削って労働し、それをお金に変換しています。

だとしたら、そのお金を使わずに死ぬということは、自分が費やした何千、何万時間という「人生」を、そのままドブに捨てるのと同じことなのです。

「いやいや、残ったお金は子どもたちに遺産として残せばいいじゃないか」
そう考える人もいるでしょう。私も最初はそう思っていました。

でも、冷静に考えてみてください。
親が寿命を迎えて亡くなるのは、大抵80代や90代。その時、子どもはすでに50代や60代です。

人生の酸いも甘いも噛み分け、生活基盤もすっかり出来上がった大人に、現金をドンと渡して、果たして彼らの人生は劇的に豊かになるでしょうか。

お金が一番必要なのは、そこではありません。
結婚、出産、住宅購入、あるいは新たな挑戦。
人生の大きなライフイベントが押し寄せる「30代前後」こそが、最もお金を必要とするタイミングです。

本当に子どもの人生を豊かにしたいのなら、親が死んだ後に渡すのではなく、彼らが「一番必要としている時」に「必要な分だけ」を生前贈与として渡す。
この合理的な出口戦略には、強く頷かざるを得ませんでした。

だとしたら、残りの自分のお金は、一体何に使うべきなのか。

答えは一つしかありません。
「今の自分」と「今の家族」が、最大級の喜びを感じられる「経験」に投資することです。

教室で感じる「経験」という一生の財産

現在、私は30代前半。子どもたちを抱っこして歩き回る体力があり、多少の無理がきく年齢です。
これが50代、60代、70代になった時、今と同じようにアクティブに動き回れるかといえば、絶対にそんなことはありません。

「いつか時間ができたら、お金に余裕ができたら行こう」と先延ばしにしているうちに、私たちの肉体は確実に老い、経験から得られる感動の総量も減っていくのです。

そして、この「経験への投資」が最も輝くタイミング。
それが、子どもたちにとっての「夏休み」です。

小学校の高学年担任として日々子どもたちと接していると、強く感じることがあります。
夏休みという約40日間の空白は、子どもたちにとって単なる「長いお休み」ではありません。

それは、日常の枠組みから外れ、五感を使って世界を吸収する「魔法の時間」です。

海で感じた潮の匂い、見知らぬ土地の空気、家族と食べた特別なご飯。
そうした非日常の記憶は、子どもたちの脳裏に強烈な色彩をもって焼き付きます。

私自身、子どもの頃の夏休みに家族とどこへ行き、何をしたかという記憶は、大人になった今でも鮮明に思い出すことができます。
その一つ一つの思い出が、今の価値観や感性の土台になっているのです。

学校では「知識」を教えることはできます。
しかし、その知識と結びつく強烈な「実体験」や「原体験」を提供できるのは、他でもない家庭の役割です。

ありのままの自分を受け入れてもらい、家族と共に心から笑い合った経験は、子どもが社会に出ていくための「自己受容」の強力な根っこになります。

この夏、沖縄への4世代旅行に全振りする理由

だからこそ私は、この夏休み、徹底的に「思い出」と「経験」に投資することに決めました。

実はこの夏、沖縄旅行を計画しています。
ただの家族旅行ではありません。私たち家族に加え、私の親、さらには私の祖母まで連れて行く、4世代での大旅行です。

お盆の時期と重なるため、旅費はなかなかの金額になります。

でも、全く後悔はありません。
むしろ、これこそが「正しいお金の使い方」だと確信しています。

祖母と一緒に飛行機に乗り、親世代と語り合い、子どもたちが沖縄の青い海に目を輝かせる。
この4世代が揃って旅行に行けるタイミングなんて、人生において今この瞬間しか存在しないからです。

来年、再来年になれば、祖母の体力がどうなるかわかりません。
親だっていつまでも健康とは限りません。子どもたちも成長し、親と旅行に行くよりも自分の世界を優先するようになるでしょう。

「今」という奇跡的なタイミングを逃せば、いくらお金を積んでも、このメンバーで同じ景色を見ることは二度とできないのです。

お金は「今」を彩るためのチケット

私たちは、数字の増減ばかりに気を取られ、肝心な「人生の豊かさ」を見失いがちです。
口座の残高を減らさないことばかりに執着し、今しかできない経験を諦めてしまう。

それは、手段であるはずのお金に、人生そのものを支配されている状態ではないでしょうか。

私は、そんな生き方を子どもたちに見せたくありません。
お金は、人生を豊かにするための、ただのチケットです。

子どもの学費や、彼らが本当に困った時にサポートできるだけの準備はしておく。
その上で、残ったお金は、自分の人生と、愛する人たちの「思い出」を彩るために使い切る。

ゼロで死ぬ覚悟で、今この瞬間を味わい尽くす。

この夏休み、私は一人の父親として、そして息子として、家族に最高の景色をプレゼントしてきます。

貯金通帳の数字を眺めるのを少しだけやめて、今しかできない体験に全振りしてみる。
きっとそれが、人生の最後に振り返った時、あなたを温かく包み込んでくれる「本当の財産」になるはずです。